あずさ55号
第二楽章【 雨 に 濡 れども 美 しく】CV:Revo
「.....えっ、ちょっと 待 ってよ、 厳 さん!?
あの 鬼 ババアが、 嘘 でしょ!
殺 したって 死 なな...ん?
え? 今 こっちもそれ 所 じゃ...
あぁ—、もぉわかったわよ。
帰 る、 帰 るから、 帰 りますゥ!」雨美 CV:灰野優子
飛 び 込 んだ 最終 のあずさ →
間 に 合 わなけりゃ… 《立体複合停車場》 もあるさ…
人影 もまばらな 車内
当 て 所 なく… 彷徨 い 歩 く…
先頭 車両 の 亡者 を… 赤 い 電燈 が 嗤 う…
何 れほど 急 いでも… 到着 時間 は 同 じ…
飛 び 出 した 郷里 を 浮 かべ
溢 れる 懺悔 … 零 れる 雫 …
流 れゆく 深夜 の 車窓
意味 もなく… ただ 見 つめてる…
『隧道』 映 す 闇 を… 青 い 影 が 嗤 う…
何 れほど 嘆 いても… 刻 は 戻 らない…
記憶 の 中 の 母 は… 何時 だって 女将 だった…
絶 えず 誰 かの 笑顔 の 為 に… 動 き 続 ける 背中 が…
本当 に 嫌 い… だった…
憶 えば…
学校 行事 だって 一度 も… 参加 した 事 なんて 無 い 癖 に…
お 日様 より 早起 きしてまで… おむすび 握 る 背中 が…
本当 は 好 き… だった…
幼 き 日 …
高熱 に… 魘 されて… 朧気 な 夢 の 狭間 …
白 い 手 が… 冷 たくて… 心地 よかった…
恐 らく 一睡 も… していなかった 冬 の 朝 …
凛 とした 母 の 背筋 … 見 つめては 思 った…
「この 女将 を 継 ぐなんて 偉業 。
私 には 無理 だ...」雨美 CV:灰野優子
やがて…
勘当 同然 … 逃 げ 込 んだ 都会 は…
感動 呆然 … 目眩 く 世界 で…
何者 かに 成 りたかった…
私 は 役者 の 沼 に…
沈 むように 溺 れていった……
トととと 飛 ぶように 列車 は 疾 り → 下諏訪
→ 越 こ えて 岡谷 おかや
→ 塩尻 しおじり
《銀嶺を思わせる色彩の》 アルパインホワイト 輝 かがや く 🚃あずさ55号 車体 しゃたい もう 間 ま もなく
→ 終点 しゅうてん 松本 まつもと
「お 嬢 じょう !」厳 CV:JIMANG
老 ふ けた 顔馴染 かおなじ みに… 酷 ひど い 顔 かお で 嗤 わら う…
何 ど れほど 強 つよ がっても… 涙 なみだ は 正直 しょうじき ね…
「へい、お 嬢 じょう 。
んなこったろうと 《手拭い》 ハンケチ 持 も ってきやした。
ほら、 使 つか ってくだせぇ」厳 CV:JIMANG
「うぅッ、 厳 ゲン さん、ありがと...って、ハァ?
これ、Romanの 初回 しょかい 特典 とくてん のヤツなんですけどぉ?」雨美 CV:灰野優子
「へい、お 嬢 じょう の 部屋 へや から 持 も ってきやした」
「 信 しん じられない、 保存 ほぞん 用 よう だったのにぃ。
もう、 今 いま 探 さが したらいくらすると 思 おも ってんの?」
「 涙 なみだ チョチョギレンスキー!」
「 厳 ゲン さん、👴 引 ひ っ🤛 叩 たた くわよッ!!!」